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祭り

  昨日は私の住む集落の春祭りでした。荒神山(びわ湖の東岸)の中腹にある、唐崎神社へ1トン以上もある大きな太鼓を村の若い衆(本来ですと36歳以下)が、担いで上がる行事です。五穀豊穣などを祈念する意味合いがあるのではと思いますが、この祭りが長く集落内の世代交代を印象付ける儀式として行われていたことは面白いと思います。村人がある年齢になると、その年の祭りで主役を務めることができます。主役はその日、自分の思うままに振舞うことが許され、年下の若い衆は、主役の指示に従います。神社に着き、太鼓は花形役を乗せたまま高々と上がり、祭りの最高潮を迎えます。握り飯をほおばり、またみこしを担ぎながら、帰路に着き、太鼓は村へと帰ります。主役は翌年からは、祭りの一切に関わることが出来なくなるため、村への道中は、行きとは対照的に、寂しさに包まれる。これが一昔前まで見られた、村の伝統行事だったそうです。幼少期を街中で過した私は、経験したことのない地域社会の伝統に、何かとても味わい深いものを感じます。しかし今では、少子高齢化のために、担ぎ手や主役も老壮青混在となって、伝統行事に新たな味わいを加えながら執り行われています。”昔ならとっくに引退の歳なのに”。言葉とは裏腹に今年も太鼓を担げる喜びが伝わってきます。現状を前向きに捉えて、変化を恐れず工夫し伝統を維持する村集の努力を体感しました。

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