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2006年06月28日

Korea

前回に引き続き、お隣の国韓国について。
ソウルから約1時間、北朝鮮との国境に統一展望台というところがあります。休戦ラインを挟んで、高台から北朝鮮の街が見えます。嘗ては盛んに大音量のスピーカーで、お互いが宣伝合戦を繰り広げたところですが、今は協定により行われていないそうです。大国の思惑、その狭間で起こった悲劇、と受け止めながらも、日本も先の大戦後、同様の危機があったことを思うと、他人事ではありませんね。いろんな説明を聞きましたが、やはり印象に残っているのは、分断国家ではあるが、日本やアメリカに対しては、いつでも南北が共闘する用意があるのだという、強い民族意識です。この辺が、多くの日本人が違和感を覚えるところかもしれません。歴史教育、歴史認識は、非常に重要です。現在は過去なしでは成り立たないのですから、難しい作業ではあるけれど、是非、共通の歴史認識が得られる研究を進めてもらいたいものだと思います。

2006年06月26日

春川

 昨夜、韓国から帰国しました。彦根市国際協会(市の外郭団体)の事業で、友好関係のある、韓国江原道の春川市を訪問し、交流を深めてきました。韓流ブームの先駆け、”冬のソナタ”の撮影の舞台となった、自然豊かな美しい街です。ソウル市を流れる漢江の上流ということもあり、開発行為が制限されているなどの理由で、観光事業に力を入れている街です。文化の違いもあるでしょうが、訪れるたびに、現地の人たちのお持成しの気持ちが強く感じられます。特に驚くことは、地方自治体が、国の大使経験者を専属の職員に委嘱し、海外との繋がりを深めて行こうとしている事です。産業の国際競争は、当然観光分野にも及ぶでしょう。一自治体でも、こうした努力をしていることは、大いに見習うべきではないかと感じました。
 これから始まろうとする、彦根城築城400年際が、国際的な観光客誘致に繋がれば、何よりすばらしいと思います。

2006年06月12日

人権教育

 昨日、彦根市が主催する『人権市民の集い』が開催されました。過去10年ぐらい毎年出席していますが、年々大変工夫されて面白い集会となっています。他方、一般市民の間には、こうした集会に動員されることに抵抗を感じる方も大変多いのです。兎に角、人権集会とは同和問題解決のためであるとの受け止め方が支配的で、同和対策特別措置法が期限を迎えてからは、何故この問題を役所が引きずっているのかとの発言をよく聞きます。確かに、自治会の役職などに就いたがために休日を割いて会場に足を運ばなければならないことに、納得がいかないこともあるでしょう。しかし、実はこの問題は、地域社会での棲みやすさを向上するためには、誠に重要な問題だと私は思っています。話は飛躍するかと思いますが、例えば法律上は廃止されてもなお、厳然とした差別制度を持つインドなどの国では、優秀な人材の国外への流出が止まりません。支配者が社会の安定のために築いた制度が、今は社会の不安定化の要因になっているとの見方が出来ると思います。グローバルに人が移動する時代。人それぞれがそれぞれの立場を尊重しあう、お互いに居心地よい社会を作ることは、ハード面の社会基盤の整備に劣らず、自治体に課せられた重要な課題だと考えます。